生命保険でカードローンを借りられるって本当?

お金が必要になった場合、融資を考え、すぐに思いつくのは銀行や消費者金融から借り入れることです。しかし、実は生命保険からもお金を借り入れることができる、って知っていましたか?これを「キャッシング」と言っていいのかわかりませんが、「契約者貸付」と呼ばれています。

この契約者貸付制度は、生命保険を払い続けている人が解約した場合に受け取ることのできる払戻金の一定割合を限度としてお金を借り入れることができる制度です。借りられる金額は一般的に解約返戻金の7割から9割と言われており、具体的な割合は生命保険の会社によって異なってきます。

契約者貸付制度という言葉にも表されているとおり、これは立派な借金なわけですから、当然利子がかかります。しかし、この利子は消費者金融などから借り入れることを考えると圧倒的に低めに設定されています。具体的な数字はやはり時期や会社によって微妙に異なるのですが、通常は生命保険の予定利率に1~2%上乗せされた率とされており、結果的には年率3~4%というあたりが平均的と言えそうです。年率13~14%の銀行、年率18%の消費者金融と比べてもその違いは明らかでしょう。

あと契約者貸付制度のメリットはカードローンのように毎月必ず一定額を返済しなければならない、というわけではないということです。自分の都合で、返せる時に返せば良い、というのもこの方法の魅力と言えそうです。

急に資金が必要になった方、もし生命保険に加入しておられるなら、契約者貸付制度を利用してみるのはいかがでしょうか?

閉じる