サラ金とノンバンクってどう違うの?

普段何気なく使っている言葉、意外にその意味をわかっていなかったりしますよね。例えば、消費者金融とサラ金、ノンバンク、これらの言葉の違いがおわかりでしょうか。ちょっとご説明しましょう。

まず、ノンバンクからですが、実はノンバンクは非常に幅広い意味を含んでいます。用語からしてお分かりになるかと思いますが、ノンバンク、つまり「銀行ではない金融機関」ということですね。銀行を名乗れるのは銀行法の適用を受けられる「銀行」だけであって、ほかの貸金業者が勝手に「自分は銀行だ!」というのは禁じられています。

では、ノンバンクにはどんな金融期間が含まれるのでしょうか?そうですね、そこにサラ金や消費者金融、信販会社が含まれるわけです。では、信用金庫とか、農協はどうでしょうか?一般的にみると、消費者金融と銀行の間には歴然とした差を感じますが、信用金庫と銀行はおなじように見えますよね。でも、法律上銀行ではない以上、厳密にいうと信用金庫や農協もノンバンク、ということになります。

こうした違いはどこに現れてくるのか、ということですが、わたしたちに直接影響があるのはノンバンクは基本的に貸金業法の適用を受けますから、数年前の改正によって導入された総量規制の制限をうけるわけです。しかし、銀行から借りるお金にはそうした制限はない、ということになります。

まとめますと、ノンバンクは銀行以外の貸金業者全般を含み、サラ金はその中の一つである、ということになるかと思います。普段何気なく使っている言葉もできるだけ意識的にその概念の違いを理解しておくといろんなことが見えてきます。

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