クレジット常用者は知っておけ!内キャッシングとは?

頻繁にクレジットカードを使う方は毎月届く利用明細書にきちんと目を通していますか?人によってはまったく目を通さなかったり、あるいは目を通しても意味がよくわからない、という方もいらっしゃるかもしれません。明細書を見て、よくわからない言葉の一つに「内キャッシング」という言葉があります。このキーワードについてすこしご説明しましょう。

「内キャッシング」と「利用可能額」はどう違うのでしょうか?まず、知っておくべきこととして、クレジットカードには二つの大きな機能がある、ということです。それはショッピング機能と、キャッシング機能です。そもそもはクレジットカードは立替払いをするためのカードでした。ショッピングをしたときに現金がなくても、クレジットカードを使えば、信販会社が私たちに変わってとりあえず支払ってくれる、というわけです。

しかし、現在ほとんどのカードにはキャッシング機能が付帯しています。これはどういう機能なのか、と言えば、現金を引き出すことができるのです。しかし、勘違いしてはいけないのは、このキャッシングとは、銀行のキャッシュカードの意味とは異なる、ということです。クレジットカードのキャッシングとは平たく言えば借金のことであり、そこには利子がかかりますし、あとで返済もしなくてはいけません。

さて、この2種類の機能を合わせてどれだけ使えるか、というのが「利用可能額」です。そして、その中に「内キャッシング」があります。つまり利用可能額の内、キャッシングで使えるのはこれだけ、ということです。ただ、注意しなければいけないのは、一般的にショッピング枠をたくさん使えば、「内キャッシング」にも影響し、その枠が減る、ということです。つまり、連動しているわけですね。

「内キャッシング」を正しく理解して、クレジットカードの明細書を毎回きちんと目を通し、自分の借り入れについてはきちんと把握しておくようにしましょう。

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